さくらんぼなあたしと王子様

あたしと桜羅くんが並んで歩く

だけでヒソヒソと

話しながらこっちをみるまわりの

視線がとっても…痛い…。

わかってるもん。

あたしみたいなのが並ぶなっ、

ってことなんでしょ?

自分でいうと余計に悲しくなった。

あたしは一歩下がって

桜羅くんのうしろを歩くことに

した。