さくらんぼなあたしと王子様

歩いて15分程度…。

こんなとこに、こんなお家が…。

でも、あのOURA企業なんだから

こんな大きなお家は当たり前かも…。

別荘もいっぱいあるらしいのだ…。 

そりゃあ、そうだよ。

自分に言い聞かせる。

インターホン鳴らすの、勇気がいるよぅ…。

門の前でうろうろしていると、

スカートのポケットのなかで携帯がなった。

世羅ちゃんから電話だ…。

「もしもし?」

通話ボタンを押した瞬間、世羅ちゃんの

様子がおかしいのに気がついた。