今日も同じように目を覚ますと
聞こえてくる自転車の音と私を呼ぶ声

ベッドから起き上がり、窓を覗き込む私に
彼女は見上げて 優しく微笑むの

“おはよう! もー、今日も寝坊?”

急いで準備して やっと家を出たかと思えば
髪も制服も乱れたままで しかも口元にはパンのくず

“あーあ… 何やってんの”

そう呟く君は 私を見てはいつも綺麗に直してくれる
そんな彼女がとても眩しくて 太陽みたい
今にも目が潰れそう

自転車の後ろは私の特等席
君と背中を合わせて進んでゆく景色が
私は一番すき

“…毎日毎日、世話が焼くなぁ”

ふっとなる笑顔に私はどうしても甘えてしまう
君に彼氏とか 好きな人とか いたりしたら
私、邪魔しちゃいそう。

…いや……邪魔しなきゃ、ちゃんと。


それが私の毎日のはじまり
今日も明日も明後日も これからも
ずっとずっと前からね、私の朝は君なんだよ


ねぇ 誰よりも
私は君の幸せを願ってるから。

私が一番すきな景色より0番目の
君の笑顔が 絶えませんように…。



いつも ありがとう。