あたしは近くにあったものを全て蹴り飛ばした。
涙が頬に伝う。
狂ったように暴れまわるあたしを、拓は抑えた。
完全にキレてるあたしの力には敵わず、あたしに飛ばされては立ち上がり、また抑え、また飛ばされ、それが何度も繰り返された。
「殺してやんよぉ。なぁ?翔?」
駄目だ・・あたし、馬鹿だ。
こんなときは瑞希のそばにいてあげなきゃいけねぇのに、あたし何やってんだろ。
あいつ泣いてんじゃねぇかな。
今どこいんだよ。
「拓、瑞希どこいんだよ」
冷静さを取り戻したあたしは瑞希のとこへ行こうと決めた。
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