「あぁ、あれは見てられなかった」
「じゃあ」
「でも、駄目だ」
「どうして!」
拓の気持ちはよくわかる。
でもあたしはラデューガの頭。
無意味な争いを許可するわけにはいかない。
せめてもう少し鍛えてからじゃなきゃ意味がない。
「駄目なもんは駄目なんだ」
あたしだって辛い。
辛いのは皆同じだ。
「・・・わかりました」
「なぁ、拓」
頭を下げて帰ろうとする拓を呼び止める。
もし、拓が本気なら、瑞希のかたきを打ちたいってのが本気なら。
「明日メンバー全員集めろ」
早速鍛えなくてはならない。
実はあたしも前々から考えてた。
このままじゃ駄目だって。
