この時からリーダーだったあたしは仲間を守るために仕切っていた。 「なんだ。今は話しかけんな」 「すいません。じゃあチジシが去ったら少し話しいいッスか?」 「あぁ」 あたしに話しかけたのは竜。 竜はあたしの次に強い奴。 「なー。翔」 「あー?」 「最強面白いこと、ねーよな」 「確かにな」 翔と呼ばれる男。 あたしは世界でコイツが一番嫌いだ。 翔とは、チジシの頭。