「「えっ!善さんも族なんスか!?」」 息どんだけ合ってんのよ(笑) 「あぁ、元、だけどな」 智也と樹里に微笑むと、善ちゃんは目を鋭くしてあたしを見つめた。 さっきの女を睨む目とは違う、真剣な目。 「な、何よ」 「だけどな、お前は強いけどな、最近はまた増えてるぞ」 「何が?」 「血地死(チジシ)伝説」 血地死・・・伝説・・・?