「よい・・・っしょ」 机の上に椅子を乗っけた状態で持ち上げ、運ぶ。 前が見えにくく、フラフラしていると、あたしの持っていたものが何者かによって奪われた。 「・・誰?」 「俺ッスよ、桜さん」 "俺"じゃあわかんないし、顔見えないし。 覗き込みながら顔を確認すると、あたしの仲間の智也だった。 「あぁ、智也か。何してんの?」 「ウチもいますよっ、桜さん!」