「だったらお前は手を引くのかよ。」 「どうでしょうね。ハネ君の態度によります。」 立場が逆転した。 「すきになった方が負け」 だと、思った。 でも、この女はその立場さえも利用した。 「学校で一番もてる男と学校で一番恐れられている男が同じ女をかけて勝負ですか? そんなに守る価値があるんですか?」 自分でもわからない。 何で今頃リオンを想うのか・・・。 なぜこいつは何かと俺に突っかかってくるのか・・・。