もてたらリオンが振り向いてくれると思っていた。 でも、リオンがヒサを好きになったのはもてるからじゃなくて 別の魅力があったから、リオンはヒサを好きになってヒサはリオンを好きになった。 「なぁリオン。」 「なに?」 「僕がスイスへ行く前になって言ったの?」 「ずっと前だからそんなの忘れた。」 そう言い放つと、屋上から出て行った。 「なにそれ・・・?」