……みたかへいじ。

初めて聞いた名前のような気もするが、幼い頃に何度もその名前を口にしていたような気もする。

走馬灯で頭の中をぐるりと照らしつけ、私の中の三鷹平次という存在を探す。

一緒によく遊んでいた男の子なんていたかな……――あ!


「ブランコのお兄ちゃん」


「うん、そうブランコでよく一緒に遊んでた」


「へーじ!へーじ君だ」


私は嬉しくて三鷹平次を当時の愛称で何度も呼んだ。

へーじ君は静かに笑い嬉しそうだった。