「お前、1人か?」
「っ!!・・・・・えっ??」
女の子は女がかなり近くに来たのに気づいた様子
「1人なのか?」
再び女が聞いた
「っ!・・・・うんっ」
「なぜだ?なぜ子供がこんな夜に1人でいる?」
女の子はうつむき、顔が見えない
「うぇっ、・・・・・あのねっ、わたしねっ、──────いらないって言われたのっ・・・・・」
「ふぅ~ん、そうか」
女がニヤリと口角上げた
「じゃあ、俺と来るか?」
女が言ったとたん、女の子が顔を素早くあげた
女の子の目は黄色と水色のオッドアイだった
「───────いいの??」
女の子の声は震えていた
「ああ」
「行くっ───」
「じゃあ、行くか」
2人は夜の街に吸い込まれていった

