千羽鶴



その他にもハンマー検査を受けて、
なんの異常もないとみたお父さんが病室を出ていった。

「よしっ!千尋終わったよ」

「じゃっ、遊ぼうか!今日はなにする?」

「今日は外で散歩したい気分」

「じゃぁ、外行こう!」

あたしたちは外に遊びに行くことにした。



今日は良い天気。雲もあんま出てないし。
あたしたちは病院の広い庭で一緒にあるいていた。

「佑李これ、なんてゆー花?」

「パンジーだよ。きれいだよね」

「うん!あっ、じゃぁ、これは?」

「それはジニア。別名はヒャクニチソウだよ」

「ヒャクニチソウかぁー…。可愛い!あたしこの花、気に入った!」

「そう?よかった」

佑李が笑った

「えへへぇ~」

佑李が笑うとあたしも自然に笑っちゃうなぁ。


2人は近くのベンチに座ってお話したり
お絵かきを楽しんだ。