千羽鶴



あたしはそんなお父さんをすごく尊敬していて大好き。
いつかあたしも有名な医者になるんだ!

「だって佑李、超弱いんだもん。すぐ泣くし」

「佑李君は病人なんだから、もう少し気を使いなさい」

「………はぁ~い…」

めんどくさそうな返事をしてあたしは静かにした。

「先生、なんの用事ですか?」

「佑李君の様子を見にきたんだよ。ちょっと検査するね」

そういうとお父さんは、ちいさなハンマーみたいな物をポケットから出して、
佑李の脚を持ち上げて膝部分をそれで軽くたたいた。

前に佑李から聞いたけど、
これは体におこる反射とゆーものを調べてるらしい。
この反射ってのがおきないと
神経とかやばいらしい。

なんか人間の体ってよくわからない。

ってか佑李知りすぎ(笑)