男子校のお姫様


その後は絶えることのないお客さんの相手をして、気づけば文化祭1日目はおわっていた。

寮に帰ったあたしは皆にご飯を作るとお風呂に入ってすぐにベットに潜り込む。

疲れていたあたしはベットに入ってすぐに眠りについた。


翌日・・・。

現在朝(?)の10時。

あたしはカーテンの閉まったステージ上で所定位置についた。

そう、今まさに演劇部の劇が始まろうとしています・・・。

劇の公演は、演劇部は10時~11時30分と2時~3時30分の2回。

クラスの劇12時~1時30分、4時~5時30分の2回。

だから、今日はうちのクラスの喫茶店はやってないんだ。


なんて考えてるうちに開いていくカーテン。

あたしは息を切らしながら身を震わせて縮こまっている。

何故かって?そんなの簡単なこと。

そういうシーンなんだよ。

「見つけたぜ、小僧」

「っ・・・。そう簡単につかまってたまるか!」

あたしは刀に手をかける。

「ぐわぁぁぁ!」

抜刀する前に倒れた男を前に絶句するあたし。

倒れた男の後ろに立つ男を見つめながらあたしは気を失った。

あ、もちろんそういうシーンだからだよ?