男子校のお姫様


その後、皆も起きて朝ごはんを食べると勉強を始めた。

この学校にはテスト休みがあるらしく、今日から3日後のテストまで生徒は自習なんだよ~。

「今日は何やるの?」

「ん~・・・今日まとめて残り4教科やっちゃいたいな」

「了解。じゃ、こんな感じでどう?」

あたしは近くにあった白紙にすらすらとタイムスケジュールを書いて皆に見せる。

「いいね。これでよろしく」

「はいはぁい」

あたしは任せてと言う表情で微笑んで見せた。


それから1番最初に予定していた英語を開始した。

「不定詞と動名詞ってなんだかわかってる?」

ヒロと裕篤、龍にそう問いかける。

「「「・・・」」」

はい。分からないようです。

3人とも一気に視線をそらしましたね・・・。

「3人とも寝てるから・・・」

「「「・・・ごめん・・・」」」

あたしの言葉に肩を竦めた3人にあたしは丁寧に説明を始めた。

「なるほど!」

「この場合が動名詞で、こっちだと不定詞になるんだな!」

「・・・こうだよな・・・」

なんとか納得してくれた3人にあたしはほっと安堵の息を吐いた・・・。