男子校のお姫様


≪2年障害物でした。お疲れさまでした。尚、瀬戸佳音さんはそのままの服装でこれからの日程に参加してください≫

「なんで!?動きにくいし!」

あたしは放送の内容に思ったことを言ってしまった。

≪その方が生徒の志気が上がるんで。別にスパッツ履いてるんだから下着見えるわけじゃないんだからいいじゃん。ってことで、次1年借り人競争≫

すると、不思議なことに返事が・・・。

しかも絶対後半めんどくさくなったよね・・・。

「佳音・・・。ドンマイ。でも似合っててるしいいんじゃない?あとどうせならこれ・・・ぐはっ!」

ヒロが何処から出したのかメガネを差し出そうとしたところで、慧の鉄拳が鳩尾に・・・。

「お前が悪い。うちの佳音に変なことさせないでくれる?」

うわぁ・・・慧こわ・・・。

怒ると黒くなるんだよね・・・。

「・・・でも似合うと思う・・・」

龍まで何をおっしゃりますか!

そんな猫耳メガネメイドなんて何者だよ!?

そんな人ここにいちゃいけないって!

あたしは1人そんな突っ込みをしていた。