男子校のお姫様


「佳音ちゃん勉強?」

「うん」

「じゃあ僕も~。分からないところ教えてね?」

光君・・・顔近い///

「う、ん」

あたしは高鳴る胸を落ち着かせると再び課題を進めた。

「佳音ちゃん・・・はやいね・・・」

「そう?」

あたしは開始1時間でワークを終わらせていた。

「この調子なら今日中におわるかもね」

「うん。この学校課題少ないし・・・。あたしもともと修了式に終わらせるタイプだから」

あたしは手は止めないでそう答えた。


その後は光君と話しながら時々教えたりして進めた。

「おわった・・・」

あたしは小さく伸びをしながらそう言った。

「早・・・。読書感想文どうしたの?」

「昨日、書きたい本読んどいたの」

あたしはそう答えると、光君の勉強を見ることにした。