男子校のお姫様


「祥、朝ごはんできたけど食べる?」

「うん。じゃあ、こいつら起こす」

祥は立ち上がると、皆を起こした。

ヒロのおこしかたはひどかった・・・。

蹴飛ばしてたもん。

「いって!」

「あっ、ヒロ。おはよ」

「おはよ」

ヒロは蹴られた腰を押さえながら椅子に座った。

「佳音おはよ~!!」

琉生兄はいつも通り抱きついてきました。

「おはよ。ほらご飯だから離して」

あたしは無理やりお兄ちゃんを離すと椅子に座らせる。

それから続々と祥が起こしてくれた面々が集まってきた。

皆が食べ始めるとあたしはパソコンと向かい合った。

なんか最近いっぱいパソコン使ってるな・・・。

最近はやたら妖怪が出没してるし。

あたしはそんなことを考えながらキーボードをたたいた。