鈴花side
『なぁ あのさ…
友達と一緒に
行かなくていいの?』
なんで そんなこと言うの?
私の事 嫌いなの?
『蓮〜〜〜
会いたかったよぉ〜〜〜〜』
誰だろ〜 もしかして彼女?
イヤでもにしては声が低い?
『お前 キモい』
『ひでぇ〜
あっ 鈴花ちゃんだよね?
俺の事 知ってる?
長江雅樹
雅樹って呼んでね』
「よ よろしく…」
「それより蓮。
蓮は私と行くの嫌なの?
何で 綾乃と行けば?
っていうの?」
『あのな 片桐ってやつが
1人で行くって言っただろ?
だから 可哀相じゃん
俺は お前の友達とも
仲良くしていきたいし…』
蓮…
やっぱり 大好きなのは
蓮だけだ!
「蓮 やっぱり大好き!
でも 今日は蓮と一緒に
初めて登校する日だから
蓮と一緒に行きたい」
