蓮side
『イヤじゃないよ!
蓮の事大好きだもん!』
…………
イヤ
そんな事分かってるケド…
そんな顔して言わなくても…
しかも ここ公道…
分かるかな?
嬉しい ケド 今言うか?
「知ってる 変顔してるから
冗談言ってみたくなっただけ」
ってか
付き合って何日目だよ!
『良かった!』
えっ!
もしかしてマヂで取ってた!
ヤバイ すんげぇ〜可愛い
『朝からラブラブだね』
『あっ 綾乃じゃん!
オハヨー』
『大丈夫 1人寂しく
学校で待っとくから』
ん?
どういう意味だ?
大丈夫 って何が?
『ごめんね 学校でね』
何で 一緒に行かねぇんだ?
俺が何かしたか?
「なぁ あのさ…
友達と一緒に
行かなくていいの?」
『蓮〜〜〜
会いたかったよぉ〜〜〜〜』
この声は… 雅樹だな
「お前 キモい」
『ひでぇ〜
あっ 鈴花ちゃんだよね?
俺の事 知ってる?
長江雅樹
雅樹って呼んでね』
『よ よろしく…』
ふん こいつ雅樹の
テンションにやられたな(笑)
『それより蓮。
蓮は私と行くの嫌なの?
何で 綾乃と行けば?
っていうの?』
…?
何でって1人可哀相だから?
ってか
見事に雅樹をスルーしたな
「あのな 片桐ってやつが
1人で行くって言っただろ?
だから 可哀相じゃん
俺は お前の友達とも
仲良くしていきたいし…」
