少し早めに着いた。

晃もまだ来てない。

深呼吸をする。

心臓だけは正直で、すごい速さで動いている。
深呼吸をしたってあんまり意味はないけど、
これは気持ちの問題。


―――――タッタッタッタ―――――

走る音。
絶対晃だね。

「莉那っ!マジ遅くなった!ゴメン!」
「いや、全然遅くないし...3分過ぎただけだよ?」

B型のアタシ。
時間にはルーズな方だ...

さすがに黙るのはよくないと思い、
早速話しに入った。

「晃...今から話すからよく聞いてね。」
「あぁ。」

アタシは全てを話した。

晃とデートしてから思ったこととか、
美那とキスしてるのを見た日からのこととか、
全てを話した。

最後にアタシが言った事...