待ち合わせ場所は、
あの、小さいとき3人で遊んだ小さな公園。

アタシの思い出の場所でもあり、
悲しみの場所でもある。
ここを選んだ理由は簡単。
人が少なくて、静かだから。

もし、いろいろ言われてけなされても恥ずかしくないかなって思って。


きっと、嫌がられてるよね?

ホントはウザイって思ってるよね?


そんな気持ちを押し切ってまで会ってくれる事には感謝の言葉しか浮かばない。


もう覚悟は出来てる。

好きだと伝えれば、
晃はもちろん。
美那との関係も普通じゃなくなる。

今だってそう。

美那とは姉妹であり、ライバルなんだ。

なんだろ...この関係。
他人から見れば可笑しな関係だよね。

だけど、決めちゃったことはしょうがない。
伝えるんだから。


アタシから誘っといて待たせるのは悪いと思い、
アイナにバイバイとだけ言って、
走って家に帰って着替えてから公園に向かう事に決めた。