怜ちゃんの部屋に入った。

中学生だと言うのに綺麗に片付けられたお部屋。
モノトーンで揃えられた、家具。
几帳面に並べられたたくさんの本。
ほとんどマンガだけどね?

そして、この間二人で可愛く飾ったツーショットの写真。
中にはアタシのソロ写真もある。

「ホントは女の子なんじゃない?」

って思うくらい、すっごくかわいい。
アタシの部屋より数倍綺麗で整理されたお部屋だよ。

それにしても...

「おっそ。」

いつもなら、アタシがのんびり友達と帰ってくる前に、
怜ちゃんは急いで帰って、
お部屋で待ってくれてて、
アタシは迷わず怜ちゃんの胸に飛び込む。

どうしたんだろ...
メールの受信もない。

なんか...嫌なカンジ...
なんっていうのかな...背筋がゾクッてするかんじ。

-----ドンドンドンドン-----

誰かが急いで階段を上ってくる。
怜ちゃんだ。

-----ガチャ-----

「おかえ「莉那ちゃん...怜が...」」