「今ならお前だけを…」

「え?」

「今更だけど……

“好き“ 」

「本当に?」

「あぁ。ただ…怖いんだ。」

「いい。忘れなくていいよ?思い出として残さなくちゃ。ただ、一番はあたしね」

「思い出……。」

「玲、ハグして。」

玲は私を強く抱きしめた。
私も玲の告白に答えるように、強く抱きしめた。