最後のページは読むのも大変なくらいの字で書いてあった。

《12月11日 もう疲れちゃった。生まれてきてごめん。玲、ごめん。………大好きだよ。》

涙がこぼれてきた。
玲が抱えていたのは、私が考えてたことなんかよりはるかに大変なことだった。
あの時の私がこれを知って、果たして受け止められていただろうか。