-玲Side
卒業式まであと3ヶ月。
廊下の出来事から3ヶ月もたっていた。
あれから何にもなく、時間が過ぎて行くだけだった。
「おい、修聖。俺のかばんしらね?」
修聖とは俺の友達だ。
…で、俺のかばんがなくなってしまった。
実は今日。元彼女の命日だ。
部屋で見つけた、そいつの日記をお墓に持ってこうとしてた。
「玲よぉ。また電車に忘れてきたんじゃね?かばん2つあったろ?」
「あー、やっちまった。駅とりいかなきゃ。」
「今日、あいつの命日だろ?早くしてやれよ」
「言われなくても分かってるよ。」
―プルルルル。
「玲、電話なってるぞ。」
サブディスプレイの名前には『木ノ下杏奈』の名前が写っていた。
「…杏奈。」
「え?杏奈?今更なんだよ。」
「修聖、ちょっと外してくれ。」
「あぁ。」
電話にでる。
「…杏奈か?」
「うん。あのさ」
「なんだ?」
「今駅にいるんだけど、玲が電車に置き忘れたかばんにあたしの連絡先が入ってたみたいで代わりにうけとったの。」
「わりぃ。今とりいくから。」
「でさ、確認で中身みたんだけど…日記が入ってたの。」
「それ見なくていいから。」
「日記以外、本人のものか分からないからって…見ちゃった。」
「読んだのか?」
「本当…ごめん。」
「待て、今から受け取りに行くから。」
「分かった。」
卒業式まであと3ヶ月。
廊下の出来事から3ヶ月もたっていた。
あれから何にもなく、時間が過ぎて行くだけだった。
「おい、修聖。俺のかばんしらね?」
修聖とは俺の友達だ。
…で、俺のかばんがなくなってしまった。
実は今日。元彼女の命日だ。
部屋で見つけた、そいつの日記をお墓に持ってこうとしてた。
「玲よぉ。また電車に忘れてきたんじゃね?かばん2つあったろ?」
「あー、やっちまった。駅とりいかなきゃ。」
「今日、あいつの命日だろ?早くしてやれよ」
「言われなくても分かってるよ。」
―プルルルル。
「玲、電話なってるぞ。」
サブディスプレイの名前には『木ノ下杏奈』の名前が写っていた。
「…杏奈。」
「え?杏奈?今更なんだよ。」
「修聖、ちょっと外してくれ。」
「あぁ。」
電話にでる。
「…杏奈か?」
「うん。あのさ」
「なんだ?」
「今駅にいるんだけど、玲が電車に置き忘れたかばんにあたしの連絡先が入ってたみたいで代わりにうけとったの。」
「わりぃ。今とりいくから。」
「でさ、確認で中身みたんだけど…日記が入ってたの。」
「それ見なくていいから。」
「日記以外、本人のものか分からないからって…見ちゃった。」
「読んだのか?」
「本当…ごめん。」
「待て、今から受け取りに行くから。」
「分かった。」