君がくれた未来




『寛、手っ……』


私は寛を見つめて訴えた


「ん??」


寛は繋いだ手を見つめる


離してくれなきゃ…女の子に恨まれるよ(笑)


「あぁ……」


寛は私の言いたいことが分かったらしい


「嫌??」


寛が切なそうに聞いてくる


『っ………』


ずるいよ寛っ……


私がその顔と声に弱いって知ってるくせにっ……


私は顔を横にブンブンと振った


「良かった♪」


寛はそう言うと繋いだ手を更に強く握った