君がくれた未来




「だからっ…ここにいさせてくださいっ……」


寛はまた頭を下げた


『やめてよっ、寛っ……』


もうやめてっ……


私は…君の重荷にはなりたくないんだよっ……


「寛…ありがとうっ」父


パパが寛を立たせながら言った


「敦さんっ……」


「俺たちも、百合を救えるのは…寛しかいないと思ってる」父


パパっ……


「俺たちからもお願いするよ」父


「敦っ……」母