「寛っ!!」


___ギュッ


「ぉわっ//…どした百合??」


寛は驚きながらもちゃんと抱き締め返してくれる


「郁弥くん、転校するんだって!!」


「うん??」


「でも隣の市なんだって!!」


あの日以来、私が寛以外の男の子のことを、こんなに笑顔で話したことはあっただろうか


「……そっか♪良かったな♪」


寛は嬉しそうな私を見て、笑顔で頭を撫でてくれた


「郁弥、お前のこと認めてやる」


「はっ??」郁


「ま、百合を一番理解してるのは、俺だけどな(笑)」


「ぁっ??」郁