君がくれた未来




「勝手に決めてごめんな…??」


寛はしょぼんと落ち込みながら言った


『ぅっ……』


その声とその表情っ!!


私が弱いの知ってるからって!!


もぅ……


《百合のためでしょ??ありがとっ…》


寛はいつも百合のことを考えてくれる


だから私に責める権利はない


心配してくれてるんだもんっ……


むしろ謝るのは私の方


お礼を言うのも私だよっ……


「良かった……」


寛は…本当にいいんだろうか……


なんで幼なじみってだけで…私を守ってくれるの??


私は…ちゃんと寛の光になれてるのかな……