君がくれた未来




「いつも原田が百合ちゃんの傍にいるから、中々声かけれないんだょね~っ」


寛が…傍にいるっ??


「百合ちゃんに近付こうとする男には厳しいからさ~っ」


「やめとけって」


もう一人はクラスの子だった


『っ………』


私は馬鹿だっ……


寛は…いつでも私を守ってくれてたのにっ……


傍にいてくれるのが当たり前だと思って…寛がいつも私を守ってくれていたことを忘れていたっ……


私はっ…最低だっ……


「百合ちゃん♪」


男の子の手が伸びてきた


『ゃっ……』


触らないでっ……


お願いだからやめてっ……


私は後退りしながら彼から逃げようとした