あの日以来、私は寛と会っていない


だけど寛はあれだけで諦めてくれる性格じゃない


そんなことは100も承知


だからこそ、私は距離を置きたかった


それは、寛を傷つけるのが怖いから


そして、寛に嫌われるのが…怖いから


「百合…大丈夫??」春


『……ん』


「あんまり無理しないでよ??なんのために私がいるのよ」春


春っ……


『ありがとっ…… 』


「うん♪」春