「はぁ…」 翔が溜め息をつく 「っ………」 溜め息吐きたいのはこっちだよっ 「百合」 翔が私を見つめる 翔の顔を見てしまうと、気持ちが揺らいでしまう気がしたから私は翔の顔を見ない 「………ちっ」 翔が舌打ちをすると、ベットが軋む音がした そして、フローリングの床に足音が響く きたっ… 私は顔を伏せて、目をぎゅっと瞑った