『寛っ……』


「ん??」


『ありがとうっ』


「……どした」


心からのありがとうっ


そして……


『さよならっ』


私は寛にそれだけ伝えると、保健室を飛び出した


伝わったかは正直わからない


だけど……


「百合っ!!!!!」


遠くから聞こえる寛の声


きっと…絶対伝わったよね??


だって君は…私の一番の理解者だから……