「俺…百合を助けたいっ」


『っ………』


「何があっても、百合に嫌われても…俺は傍にいるからっ」


ひ……ろっ……??


「今は…百合にとったら、俺も翔と同じ最低な男って捉えられてるかもしれない」


『ちがっ!!!!!』


私は顔を上げた


___くしゃっ


寛は私の頭を撫でようとしたが、それを止め、自分の髪をくしゃっとした


それは寛の優しさ


私…最低だっ……


私が寛の優しさを一番に分かってるはずなのにっ……


そんな寛のことを拒むなんてっ……