うるさい音で目が覚めたと思ったら、私のベットの目の前にエレキギターを持った炯とドラムで暴れているれんがいた。
「うるさ~い!!!!」
「あ、起きた。」
「炯、れん‼︎何のつもり⁉︎私はそーいう音楽は大嫌いって知っているでしょ。」
「いや~。だってローラが起きないからだよ。」
「そーだそーだ!!ローラちゃんが悪いんだ。」
「起きないから?」
どーいう事?
何で私が起きないといけないの?
「申し訳ありません。やめた方がいいと言ったのですが、急がないと遅れてしまうので。」
急ぐ?遅れる?今日何かあったかしら?
ん~。
考えても考えても出てこない。
「ねぇ、郁斗。今日何かあったかしら。」
他の2人にバレないように小さな声で聞いた。
「え。ローラ様、ご存知ではなかったのですか?今日、パーティーがあるんですよ。」
「パーティー?」
「はい。エリック様もいらっしゃるそうです。」
「え、本当⁉エリックが?」