「「「「「お帰りなさいませ」」」」」


「お嬢様。」


「姫。」


「ローラ様。」


「ローラ。」


「ローラちゃん。」


「ただいま。みんな。」



ドアを開けた瞬間、大きな声で迎えてくれたのは私の5人の執事たち。



私を「お嬢様」って呼んでいるのは、翠(すい)。18歳。



五人いる中で一番しっかりしている人でとても頼れる。



「姫」って呼んでいるのは、レオ。同じく18歳。



翠以外は「レオン」って呼んでいるの。



少しシャイで無口だけど、結構かわいい。



「ローラ様」っ呼んでいるのは、郁斗(いくと)。15歳。



とても優しくて、天使の笑顔の持ち主。



「ローラ」って呼び捨てで呼ぶのは、炯(けい)。同じく15歳。



小中学校は同じで、9年間私を陰から見守ってくれてた。



二人は私と同い年。



で、「ローラちゃん」って呼んでいるのは、れん。15歳。



でも私の一年年下。



一番子供っぽいの。



みんな身長が170cm以上でまぁイケメンの部類かな。



世界執事協会の中ではすごく有名らしい。



5人とも私の大切な執事たち。