すてきな執事達 - Ⅰ -





「はっ⁉俺は何もやましいことはしてねぇぞ‼」


「そーいう問題じゃなくて…。」




そりゃあね、炯が浮気とかするわけないけど。



自分の彼氏がみんなに笑顔で答えていたら普通はヤキモチやくわよ。



彼氏じゃなくて、婚約者か。



愛ちゃんと婚約できたのは最近のこと。



一般人の愛ちゃんとの婚約を炯の両親は許さなかった。



炯の家もそうだけど、私の執事達の家系は執事やメイドをするの。



そして結婚する時もそういった家系の人と結婚させられる。



まぁ運の良いことに翠、レオン、郁斗、炯、れんは好きな人と婚約できた。



本当に私のまわりの人は運がよすぎる。




「次そのようなことをしたら愛ちゃんに言うからね。」


「だから俺何もしてないから〜‼」


「炯、そーいう問題じゃないよ。僕は琳しか好きじゃないから、ローラちゃんと琳とマミーとばー以外とは仕事じゃない限り話すつもりなんてないよ‼」




れんはえらいでしょって自慢するかのように言った。