私は後1時に来る婚約者さんのためにドレス選び。
可愛いって思われたいからね。
『ローラ、本当に…婚約すんのかよ…。』
婚約の事をみんなに話したけど、炯だけは納得できないみたい。
『するわよ〜。大丈夫だから…絶対に幸せになってみせるわ。』
ピーンポーン。
家にチャイムの音が鳴り響いた。
とうとうこの時がきた。
パパは良い人って言っていたから多分本当に良い人だと思う。
だけど、不安だな…。
だって私まだ小学生だもん‼
この歳で婚約とかしないよね、普通。
トントン
『失礼します。アルベルダ様方をお連れいたしました。』
このドアの向こうにいるのね。
