すてきな執事達 - Ⅰ -




私は後1時に来る婚約者さんのためにドレス選び。



可愛いって思われたいからね。




『ローラ、本当に…婚約すんのかよ…。』




婚約の事をみんなに話したけど、炯だけは納得できないみたい。




『するわよ〜。大丈夫だから…絶対に幸せになってみせるわ。』




ピーンポーン。



家にチャイムの音が鳴り響いた。



とうとうこの時がきた。



パパは良い人って言っていたから多分本当に良い人だと思う。



だけど、不安だな…。



だって私まだ小学生だもん‼



この歳で婚約とかしないよね、普通。



トントン




『失礼します。アルベルダ様方をお連れいたしました。』




このドアの向こうにいるのね。