そして、季節は春。


桜の花が半分くらい咲いた頃。



「マジか…」


俺は自分の目を疑いたくなった。


新学期、新しい教室に入ると、そこには…


バカ笑いをする君、川嶋がいた。



――あのキレイな光景が、ガラガラと崩れるくらいのバカ笑いっぷり。


俺はガックリと肩を落とした…。