すると瞬が、

「幸羽と慶太はどうやって知り合ったの?」

と聞いてきた。

私は話すべきか迷ったけど
話しちゃいけない理由がないから
話すことにした。


「私の友達の家に行ったときに慶太先輩がいたの。
 その日から、慶太先輩と連絡を取るようになって、
 つき合うことになったの。」


瞬は何の反応もしなかった。


「前言ったこと嘘。慶太は幸羽一筋だったよ。」


瞬のその言葉に
私は驚いた。

そして涙が出てきた。