俺は両手をあげてまたベッドに身を沈めた。 あー。このまま眠れそう。 飯も何もなしでいいくらい疲れた。 体よりも、プレッシャーが。 「そうだディゼル」 「ん?」 「お前最近どうしたんだ?」 俺なにか変わったことあったっけか? えーと、昨日は飯をちょっと残して、剣の稽古忘れて── 「最近、戦うときおかしいぜ」 「戦闘のとき?」 俺は少し真剣になってイアンのほうを見た。