「信じられないだけなんだろう?」 立ち上がったイアンが同じように言った。 「憎みきれないのなら、止めようぜ。正直お前、見てられないよ」 「でも、俺はハッキリ見たんだ!!」 崩れているカレンと血に染まりながら笑うアイツを。 「お前だって…見たじゃねえか」 アイツに飛び掛かろうとした俺を止めたのは他でもないイアンだったんだから。 「確かにそうだけど…」 腑に落ちないと顔をしかめる。 「それが…誰かの意志だとしたら?」 「「は?」」 突然の言葉に、俺たちはピタリとセルマを見据えた。