そして夜。 噂好きな人々のおかげで魔女の監禁場所はすぐに特定出来た。 小さな村だということが幸いして、魔女は普通の民家に捕らえられていた。 その民家の窓から中を覗き見てみる。 こんなただ縄で縛ってるなんて… 魔法つかって逃げられるとか考えねえのかな しばらくしていると、魔女のそばにいる男は暖炉に薪をくべて火を消さないようにした。 夜通し見張ってるつもりか… 厄介だな だがそんなことで諦める俺ではない。 俺はイアンに小さく合図を送った。