「ディゼル、反乱鎮圧のことでレイモンド様が呼んでるぞー!」 相変わらず王子なのに俺にだけ敬称なく呼ぶイアン。 やったとばかりに騒ぎを抜け出しイアンについていく。 ロンドンへ向かった時に幕を開けた内乱は無事収まりつつある。 ちょっとロシュが手を加えて、人々の気持ちを鎮めたおかげで暴動が少なくて、スムーズに進んでる。 レイモンドの指揮がすごいのもある。 鎮圧は俺とレイモンドの仕事だけど、やつにはまだ及ばない。