英国喜劇リトレイス


「俺も援護したいんだけど…」

イアンは悔しそうにちらりと視線を流す。
その先で繰り広げられているのは、人と神とのハイスピードバトル。
弓で狙うのは至難の技だ。

エルヴィスだって、すぐに撃てる銃だから戦闘に参加できているようなもんだし、下手に撃てば、兄貴たちに当たりかねない。

「俺たちでなんとかしてみせるから、見てろって」

「…ああ!」

さて、俺も行くぞ──って…あれ?

「どうした?」

ジュダスとレイモンドが斬り込み、避けた先をエルヴィスが狙う。
そしてまた、三人の連携でバトルが進んでいく。

「俺…わかったかも」

「え、何が?」

呆けているイアンをそのままに、俺はロシュを見つめ、光の弾の軌道を見る。

そして、次の光の弾。
その軌道の正面に俺は飛び込んだ。

「お、おい、ディズ!?」

「えっ!?」