「封印を解いたんだ。クローバーが鍵になってたんだよ? 凄くない?」 「封印って、一体なにな?」 「見ればわかるって」 ルン、と足を踏み出して穴の際に立つと、穴に手をかざした。 するとゆっくり、ゆっくりと、大きな槍が上がってきた。 「んなっ!?」 「それはまさか!」 レイモンドは目を見張った。 「レイ、何か知ってるのか?」 「確信はありませんが…まさか、ロンギヌスの槍では…」 「なんだと!?」