「「ディゼル!?」」 エルヴィスとレイモンドが駆け寄ってくる。 ロシュの目が、二人に向く。 マズイ、来ちゃダメだ!! 僅かな血と、エルヴィスのオレンジの髪の毛が舞った。 そして二人も倒れ伏す。 「これで…4つ揃った」 重りのような首を持ち上げて見ると、ロシュの手には俺たちのクローバー。 俺の腕輪、エルヴィスの左耳のピアス、レイモンドの軍服のエンブレム、そして――ジュダスの首に掛かっていたチョーカー 「いったい…何を」 ロシュは微笑んで俺を見る。