魔法使いは民衆の間では悪魔の使いとされてる。
だから宗教裁判が起きて、処刑されたりしてる。
セルマも、その直前で俺についてきてくれた。
そして、何回も助けてくれた。
「ああ…仲間だよ。俺を腐らずにさせてくれた、助けになってくれた、大切な仲間だよ!!」
「――!」
ジュダスの目が、開かれる。
何でだ?
兄貴は…仲間を大切にする奴だったのに
何でそんな、信じられないって顔してるんだよ?
「ここまでつれてきてくれたセルマやイアン、エルヴィス、レイモンド、皆がいる。
俺のわがままに付き合ってもらったんだ。
そいつらの言うこと信じないで……何を信じられるっていうんだよ!!」



